自分の好きを見失わない

ママになると、かつて自分が大事にしていたことをいつのまにか見失ってしまう人が多く、皆口々に「初めての子育ては不安で大変」と言います。
たとえばママになる前は自分ひとりで判断できたことでさえ、まわりに答えを聞こうとしたり…。
疑問を持つことはいいことですが、失敗しないための情報探しに必死になると、しんどくなるいっぽうです。
しかし「不安になるな、人に頼るな」と言われても困ってしまいますよね。では、どうすればよいのでしょう。
慌てたり、焦ったりしながら答えを探し続けるよりも、近道があるのです。
人の心は、不安でいっぱいになると、自分の中にある正解を見失ってしまいます。
そして正解はきっと外にあるのだと思い込んでしまい、探し続けます。
しかし正解は、いつでも自分の中に隠れています。不安を抱えながら動き続けるよりも、一度止まる時間をつくってみてください。
その時間が自分らしい答えへとつながっていくのです。
「我が子には、自分らしく生きてほしい」と多くの親が願うものでしょう。しかし子供が自分らしく生きるためには、一番近くにいる親自身がそれを体現することが最も近道なのです。
自分の”好き”を忘れてしまう障害は、自分らしい子育てから遠ざかり、子育てが楽しくなくなってしまうこと。
もしあなたが青を好きだったら、子供がピンクを好きだったとしても、青の物を買ってもいい。
もしあなたがジャズを好きだったら、子供が童話を好きだったとしても、ジャズを流したっていい。
「理由はないけど、なんだか好き」という感覚は”自分らしさ”そのもの。人は好きなものに囲まれたり、好きなものに触れたりするだけで元気が湧いてくるものですよね。
子供のためにも毎日を楽しむためにも、自分の”好き”を取り戻してみませんか?まずは子供がひとりで遊んでいるときなど少しの時間でも構いませんので、小さな趣味を復活することから始めてみましょう。
子供も大事。自分の”好き”も大事。そして一緒にいる家族ひとりほとりの”好き”もすべて大事。
こんなふうに全部の”好き”を尊重して暮らすことができたら、きっと子供も「自分らしさ」を大事にする子に育つでしょう。
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