大切なことを優先する時間の習慣3


スマホに触る時間を決めて“ついつい”“だらだら”癖をなくす

ついついだらだら時間を使うクセがある人は財布のひももゆるみがちではないでしょうか。“ついついだらだら”をやってしまうのは、お酒、おしゃべり、テレビ、ギャンブルなどいろいろありますが、もっとも多いのはスマホ。手持ち無沙汰でついスマホを触り、SNSや動画をだらだらと長時間見てしまうのは、ついついバーゲンセールに立ち寄り、ついつい浪費してしまう思考パターンと同じです。

“ついついだらだら”癖も積もれば膨大な時間。稼ぎ力を高める時間に使えたかもしれないし、夜更かし癖になっていたら、翌日の仕事にも響くでしょう。

時間もお金も“ついついだらだら”をやめるためには、意志の力に頼ってはいけません。脳は構造上、一度習慣化してしまうと、なかなかやめられないのですから。

そもそも人間は「流されやすい性質」があるという前提で、“誘惑するもの”から距離を置く仕組みをつくり、新しい習慣に置き換える必要があるのです。

たとえば、スマホであれば、基本、チェックするのは朝と夕方〇分だけ、夜〇時以降はオフ、休日に使うのは緊急時のみなど、自分なりのルールをつくり、触っていないときは、目につかない場所に置くことが大事。最初はスマホがないと不安感をもつ人もいますが、スマホなしの生活に慣れてくると、なににもしばられない解放感があり、気持ちに余裕が出てきたり、アイデアが湧いたりするのを実感するはずです。

児童書「モモ」のなかでは、資本主義の象徴である“時間泥棒”の一味に、現代人が時間を奪われ、人間本来の生き方を忘れてしまっている物語が描かれています。

「人間は自分の時間をどうするかは、自分で決めなくてはならない。だから時間をぬすまれないように守ることだって、自分でやらなくてはいけない」というセリフがあります。
限りある人生の時間を、やすやすと時間泥棒に奪われてはいけないのです。

☆「時間がない」人の多くは、時間を生かすのではなく、時間を奪われています!


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2024年2月16日