不登校から回復する3つの条件

短期間で復学する子と、そうでない子との違い
私が当時、不思議に思っていたことがあります。
それは「短期間で復学する子と、ウチの子のように、長期間、学校に行けない子の違いは何なのだろう?」ということでした。
そして今、思うことは、次の3つの条件がそろった時、子供は短期間で不登校から回復するということです。
1.不登校の原因がはっきりしている
2.その原因が解決もしくは改善された
3.心の耐力があった
たとえば、友だちにいじめられて学校に行けなくなった場合、先生と相談して友だちとの問題が解消され、環境が整ったら学校に行ける子供は、自己肯定感が低くなく心の耐力があったということになります。
ですから、問題が解決し、本人の心の傷が癒えたら学校に行けるのです。
しかし同じように友だちにいじめられ、学校にいけなくなったという場合でも、友だちの問題が解決しているのに、学校に行けない子供たちもいます。
それは、自信を失い自己肯定感が低くなっている状態なので、問題が解決しても学校に行けないのです。
そして、さらに学校に行けない自分を責め、動けなくなってしまうので、なかなか学校に戻れません。
不登校の期間が長いからと言って、子供はさぼっているわけでも、怠けているわけでもないのです。
不登校が短期間で回復する子とそうでない子との違いは、自己否定感の違い、つまり心の耐力があるかないか
だと思います。
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